これからシミに対して必要な成分は何か?を踏まえながら私のシミを実際に消しているクリームをこれからご紹介します。
まず初めに!
同じ基礎化粧品を使うと、中には敏感肌で炎症が強すぎて合わない方が出てくるかもしれません。その場合、お肌に合ったものを使用される事を強くお勧め致します。
肌質改善のために心がけること
上記をおこなう理由はなぜか?
今から順番にその説明をしていきます。
1.古い角質を落とし肌を柔らかくする理由
古い角質が溜まったままの硬い肌だと細胞の入れ替わりがスムーズに行えずターンオーバーが遅れます。
また、シミに必要とされている成分が入りにくくシミが取れにくいばかりでなく、シワの原因にもなります。古い角質を落とすと、くすみが取れて肌のトーンも上がります。
これらがお肌を柔らかくする理由です。
2. シミができている部分に太陽光(紫外線)を当てないようにする理由
シミができている場所でメラニンがずっと湧き出ている状態なのでメラトニンの発生を緩くする、封じるためです。(図の紫外線B波参照)
また、シミ用のクリームは紫外線を吸収してしまう性質を持っているので、紫外線を浴びない時間、太陽光が落ちてから使用する様にします。シミにとって太陽光は天敵なのです。
3. クリームを使用し始めてピリピリと痒みが出てきても絶対に爪でかかない、擦らない理由
シミクリームの使用上の注意として、痒みが出ている部分を擦ると、摩擦によって皮膚を傷つけ、炎症を起こしたり傷の原因になります。
人によってはターンオーバーが急に始まると痒みが出てきます。ボリボリとかくのではなく、クリームが付いていることもありますので、ツンツンと叩く程度で抑えるようにしましょう。
※痛痒くヒリヒリする場合は、炎症反応が強く出て、肌に合っていない可能性もあります。すぐ使用を中止してクリームを洗い落としてください。あくまでも自己責任でお願い致します。
4. 保湿を保つ理由
ターンオーバーが遅れ、シミの部分はツヤが無く特に乾燥していることがあります。肌全体のシワの原因にもなりますので、保湿を保ち肌を乾燥させない様に心がけましょう。
5. 朝の洗顔は石鹸を使わず、ぬるま湯で洗う理由
朝から肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことになります。なるべく朝に石鹸を使い洗うのは避けます。
また、お湯で洗うと肌がつっぱり乾燥の原因になります。冷たい水で洗うと刺激が強くなるので、乾燥しない程度のぬるま湯で洗うように心がけましょう。
6. クレンジングや石鹸を使用した洗顔をするのは日が落ちてから、化粧を落とす夜だけにする理由
紫外線からシミを守るためです。紫外線から守られている環境であれば、いつお手入れを開始されても良いです。
ワンポイント
ずっと若見えでいるために : 目の周りの皮膚はとても柔らかく薄いです。擦りすぎると後々のたるみの原因になるので、触る時は優しく触れる程度に抑えましょう。
シミに有効な成分は
老人性色素斑・炎症性色素沈着へのシミ対策
ハイドロキノン
これは日本製で純ハイドロキノン 5%配合 高濃度クリームになります。
美白作用にとても優れており、できてしまったシミ部分のメラニンを元に戻す効果があります。
- 紫外線を浴びてできた老人性色素斑
- 傷痕や火傷・ニキビ跡の炎症性色素沈着
に対し特に薄くする効果があります。
老人性色素斑
炎症性色素沈着
正常な皮膚の上にハイドロキノンを付けると、メラニンの排出量が極端に抑えられてしまい、白斑(シミからはみ出した部分が白くなる)が起こったり、炎症が強く出たりすることがあるのでなるべくはみ出しすぎないように、シミの上にだけ付けて使用するようにしましょう。
しかし、炎症の場合は使い始めてから皮膚に耐性ができると治るようになります。炎症の部分と相談し、使用のペースを調整してお使い下さい。
白斑も一度使用を中止し、日を置くと元の肌色に戻ります。
慣れてきてもシミのクリームだけは、適当にならないように注意して下さい。
レチノール
ターンオーバーを正常化させるビタミンAの成分で、ハイドロキノンと併用することにより、ハイドロキノンの吸収を良くしてくれます。
塗りこむことによって、洗顔しても取りきれていない古い角質がポロポロと出てきて取れるので、肌がトーンアップします。
使い続けることによって保湿力が上がるので、ふっくらとハリが高まり、シワも改善に期待できます。
ハイドロキノンと併用するレチノールは、オーガニックオイルとレチノール0.1%が配合されたクリームで効果がありました。
肝斑へのシミ対策
ハイドロキノンを使用しても効果があるようですが、薄く範囲が広がっているのが特徴なので、まずはお近くの薬局の方に相談されるか、病院へ行かれホルモンバランスを整えるところから始められると良いでしょう。
市販の飲み薬で改善されることもあります。
ニキビのクリームについて
完全にシミのようになってしまったもの(炎症性色素沈着)にはハイドロキノンの方が効果があります。
ニキビがずっとその場に留まっているような痕や、ニキビ真っ最中の炎症を鎮めるためには、グリチルリチン酸2Kが含まれた物の方が効き目が良いです。
主に
- 思春期にきびの広範囲にわたる炎症性ニキビやその痕
- 皮脂ニキビ
- 吹き出物・夜更かし(ストレス)ニキビ
- 髭剃りあとのニキビ
これらにとても効果があるものを購入されると良いです。
痕になってしまったものは、お肌がダメージを受けているので、どうしても直ぐには良くなりません。生活習慣(油物の取りすぎ、夜寝るのが遅い等)を見直しつつ、治るまで根気よく続けられることをお勧めします。
おわりに
早く消したいと焦りは禁物!
病院からの処方と違い、市販に売られている医薬部外品の物は、成分が少ないのでシミが消えるまでの期間が長くなります。
市販の物を使い日常のお手入れからシミを消していくには、正常化されたターンオーバーの期間内にシミが完全に消えるのではなく、ターンオーバーを繰り返すたびに皮膚が少しずつ入れ替わり、徐々に薄くなっていくことをイメージして頂くと良いです。
時には、お手入れをしていて薄くなってきた!と思った矢先に一時的にシミが濃く見えることもあります。
今日はお手入れができなかった!という日があっても大丈夫です。
シミとは長い付き合いになるため、心にゆとりを持ち、これからはシミを増やさないために、湧いて出てきてもすぐ消えてもらうためにと考え、日頃からのお手入れを身につけて自分の物にしていきましょう!
今ではファンデーションの厚塗りから解放され、薄くなりました。頑張れば綺麗になれますよっ。
実際にシミが消えている基礎化粧品を使用したお手入れ方法は下記に記載しています。